冬季を中心に主に口から感染する「感染性胃腸炎」です。
ごく少量でも口から体内に入ることで感染し、吐き気やおう吐、発熱や下痢などを引き起こします。
ノロウイルスは乳幼児や高齢者ばかりでなく、 体力のある若者や子育て世代にも感染する、とても感染力の強いウイルスです。
年間100万人以上の患者がいるものと推察されています。
この感染症は11月から3月の主に冬季に多発しますが、年間を通して患者はみられます。
乳幼児では、初冬(11〜12月)を中心に急に発生します。
成人では、二枚貝などを生か加熱不足で食べた場合にみられます。
症状には個人差があります。
学校・施設や旅行先などで集団食中毒として発生することがあり、二次感染として発生することもあります。最近、調理従事者からの食品の汚染、施設内でのヒトからヒトへの感染が多くなりました。
ノロウイルスに効く特効薬がいまのところありません。
かからないように自分で予防することだけが大切になります。